2013年3月12日火曜日

松葉ガニの塩蒸し

米子でいつも行く「壽庵」は、10名ほどのカウンターと小上がり一つの小さな店で、素材の味を活かしてくれるほとんどマスター1人でやっている小料理屋。

松葉ガニが2800円。
ずいぶん安いな、足一本かな? でもこの店、そんなことしないよな。
「小振りですけど活きていたものです。松葉は活きていないと美味しくありません、ほとんど原価です、今年はもう最終です」
そんなら絶対食べなくっちゃ。

まずは刺身。
この地方独特の剥き方で出て来たのを、ぶら下げて、口を上に向けて開けて、垂らし入れる。
口と歯で軽く押さえて、真ん中のスジを残しながらずるりと半透明の肉を口の中に削ぎ入れる。
たっぷり入った肉を噛むと、甘い! すごい!!

これで終わりではない、残りの足、爪、甲羅がある。
足肉の余韻に浸ってしばらくして出て来たのは塩蒸し。
「何も付けずにそのまま食べてください」
たっぷりの塩に乗せられて蒸してあるので適度な塩味がついている。
ああ、今年最後の蟹を堪能した。

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